これを書かずに俺は死ねん 81 共通くん

首都圏の交通機関でもって「愛称募集」を行い、採用されたものもちゃんとあるのにまったく定着しなかった……という記憶が残ってるものと言えば、まず「E電」が挙げられるだろう。
それに続くものとして、ここで「共通くん」の話をひとくさり。覚えてる、いや知ってる人いるかねえ?

昔、バスの回数券ってのは当然各社毎に出していた。

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昭和50年代後半くらいに、これを各社共通にしようという動きが出た。都区内は乗り切りの均一運賃で、所謂「山手線の内側」をシマにしている都営バスだけ時々運賃差が出ているという点を除くと、共通化を進め易かったのだろうか。
券の中央部分には磁気を帯びた部分があってデータが書き込まれていたらしく、表紙などに「個々の券片を折り曲げないで下さい」といった注意書きがあったように記憶する。

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この共通回数券の愛称を募集するというポスターを見かけて、その後「『共通くん』に決定いたしました」という告知もバス車内で見かけたが、ついぞこの語を人の口から聞くことはなかった。気になってネットで調べたんだけれど、Googleでもって実質ヒット1件。当時から知られていなかった=今覚えてる人がいるわけがない、ということなんだろう。
そのうち都区内そして首都圏におけるバスの回数券というのはプリペイドカード「バス共通カード」に替わり、その後鉄道もバスも一緒になってPASMOへと統合されていったのはご存じの通り。







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